■ 受験生の皆さんへ
国公立大学の一般入試では原則的に
センター試験の受験を必須とします。
そして、それとともに多くの大学において個別学力検査が実施され、センター試験と個別学力検査の合計点によって合格者が決められます。
センター試験と個別学力検査の配点比率は大学によって大きく異なりますが、難関の国公立大学では個別学力検査が重視される傾向があります。
一部の大学等、特に医学部において、センター試験の成績が一定の基準に満たない志願者を不合格とする二段階選抜が行われることがあります。志願者数があらかじめ決められた倍率を超えた場合に実施する大学等や、事前に最低点を定めている大学等がありますが、二段階選抜が実施された場合、センター試験において合格となった志願者のみが第二次の選抜である個別学力検査を受験することができます。国立大学のセンター試験は、原則として5教科7科目(国語・外国語・数学(1)・数学(2)および地理歴史・公民・理科から3科目)を課すことで、広範囲にわたる学力を検査することが一般的です。このため、入学定員の大半を選抜する入試形態(後に述べる分離・分割方式の前期日程)においては、ほとんどの国立大学が5教科7科目を課す
選抜方式を採っています。加えて近年は、特に入学定員の極少数を選抜するための入試形態(後に述べる
分離・分割方式の後期日程や中期日程)において、例外的に課す教科数を減少させる選抜方式を併設することによって、選抜方法に多様性を持たせている大学が多く見られます。